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いろんな感想を書きなぐる場です。 タイトル通りかなり独断と偏見なので、ご注意。 不快な思いをされましても、責任を負いかねますので事前にご了承下さい。
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監督・脚本:園子温/石橋凌、永瀬正敏 他出演/2002年製作(99分)



巷で散々云われている通り、これはただグロイシーンが撮りたいがために作られた映画で間違いないと思う。失礼ながら脚本の駄目さが目立つと云うか…全てが監督のせいで台無しになっていると云う意見に大賛成。コメント見ても思ったけど、何をそんなに自分は凄いものを作り上げたと思わせたいんだろ。


肝心の内容。歌が流れた時点でもうコレに何かありそうだよなぁ~とは思ったりしたけど、とりあえず前半の方とか自殺シーンはまぁテンポもあっていいとは思う。そりゃ撮りたいシーンだから当たり前なんでしょうが、母親が手を刻み続けるのとか自分が楽しむためだけなんだろうなぁと思った。その割に刑事の家族がどうやって自殺したのかは描かれてないのが矛盾、どうせならぱーっとやってくれた方が刑事の衝撃も凄かったと思うのになぁ…。それにしてもROLLYが出てきてからのぐだぐだ感が最悪、台無し。コウモリの必要性も無いし(あのサイトを教えるためだけなら自力で見つけても良かったんじゃ…)結局作品中の謎(として監督が定義しているかは別にして、不明な点)や理由付けの出来ないことは「何も考えてねぇよ、コレはこうって割り切れ!」って感じで押し付けられるのが辛抱たまらん。その割にうだうだ云ってこの作品は深いんだと云わせたがってるその神経が嫌。

他の人とも自分とも関係を保てない人、他人の事を思いやれなず自分のことだけしか考えていられない人、居場所を見つけられない人に、もっと世界や周りをみて自分を見つけろと云っているのかなぁとも思ったけど(例えば母親が手を切り刻み続けてるのに子供に云われてもそこまで変に思わない父親とか、子供の刺青とか興味?に気付いてなかった刑事とかがいい例かと…)でもそれにしてはどっちかと云うと全部放棄して死ねよって云われてる感が拭えないのが微妙と云うか…。R15になってるけど、多分これみたら遊び感覚で自殺したり真似事したりする人が増えるだけなんじゃないかと思うし、本気で悩んでる人が観た場合どっちに転ぶかわかんないよなぁとも思う。


映像は…ホラーの割りに闇とか、そこから出る雰囲気とかの作りが下手すぎるけど、まぁ爽快にやりたいことやった!ってのが出てるのはいいんじゃないかと思う。血の飛び散り方とかは正直ここまでならんだろうってとこもあったし、何より血の色合いが微妙だったけど、それは許容範囲かな。


まぁ話題性と云うか、友人同士できゃーきゃーネタに観る分には丁度いいのではないでしょうか。
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