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いろんな感想を書きなぐる場です。 タイトル通りかなり独断と偏見なので、ご注意。 不快な思いをされましても、責任を負いかねますので事前にご了承下さい。
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(2007年12月22日/苫小牧スガイディノス)
京極夏彦原作、原田眞人脚本・監督、堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮迫博之、田中麗奈、黒木瞳 他出演


前作は舞台の要素を交えようとして失敗した感が大きすぎて大変がっかりしたのですが(それがあったからこそ余計に)今回は面白かったと感じました。確かにオリジナル要素が大変残念な結果になってて映画としてはB級ですが、キャラクターの個性は驚く程うまく表現されてた!台詞回しとか細かい笑い要素とか、何より京極堂一味の仲良しさんぷりはどうなのもう…!と云う。原作とイメージが違っても、この京極堂(他)も有だよなぁ!と普通に思わせる違った魅力がありました。関くんに関しては前作の方が合ってた感じだけど、あの関くんも嫌いじゃないです。雰囲気を追求するなら前作だけど、この映画ならこの関くんじゃないと嫌だ。あと敦っちゃんは前作より断然良かった!取材の為ならホントにあそこまで演技すると思うし、そんな敦っちゃんに青木くんがかわいそうな扱いをされてて楽しかった(笑)

ただ先にも述べましたが、オリジナル要素が本当に残念な感じに(涙)小説を知らない人にも判り易くと考えた結果(あと時間的な問題)なんでしょうが、そのせいで悲しいくらいにラストはヘタレ映像に…。榎さんの左目失明映像はファンには嬉しかったですが、それだけの為に戦場シーンを描く必要は無いと考えた結果なのかなぁ…。別に戦場シーンに不満は無いんですが、あそこで久保が出て来たからこそ余計後半がぐだぐだになってしまった感が拭えない。あと原作の切ない感じとか、本当の意味での狂気が感じられないのが残念!特に雨宮の狂気はもっと出して欲しかったなぁ、それに感染されてこそ久保の魅力が出るのにな。まぁ首だけに出来なかったのは規制が入るからだろうけど(笑)

とは云え、映像とキャラクター性だけで充分楽しめたなぁと思います。映像の雰囲気としては前作の方がそれらしいのかもしれないですが、私は今回の日常的な普通さが出てる映像の方が好きです。小説(京極堂一味)が好きな私としては、また観たい!と普通に感じる作品です。


原田監督なら是非続編を出して頂きたい!
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実相寺昭雄監督/京極夏彦原作/堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之、原田知世出演/2004年製作


(当時の日記から抜粋)

あのね、あゆ技法でやりたいのなら最初からお芝居でやればいいことであって映画におこす必要ってのは無いと思うとです。とたんにしょぼくなる、よ、待って待って!お芝居ならまだみれると思うもの。
どうしても映画でやりたいならいっそ堤監督にして笑いを取りにいくべきだよ。

やっぱ深い小説は映画とかにすべきじゃないよね。特に難しい京極堂シリイズで少しでも「万人受け」を考えたり取り入れたらアウトだよなぁと実感しました。イエモンが結構原作に忠実系だったのでそっち系だったらいいのになぁ~とか淡い期待を抱いたアタイがアホやってん。知ってる…!よ…!イエモンはまだ題材的にも万人受けする小説だったから先に映画化されたんだよね!


それにしてもセットのしょぼさはなんだ。昭和らしさを出したかったんだろうけど、それにしてもあれはなぁ(笑)最期の炎上シーンとかどうしようかと思ったよ。


とりあえず人物には疑問を持たずにはいられない訳で、母さん。
関くんはまだいいとして、堤さんの京極堂は悪くはない(むしろ表情とかはいい)んですがもっとドスがきいた…と云うか重い口調で話して欲しかったなぁ、しょぼん(大体あっちゃんにあんなにどぎまぎしないから京極堂は)ってかあっちゃん自体がまずダメ、あっちゃんは親しき仲にも礼儀ありなのであんな口調を榎さんとか関くんとかに使わない、むしろ榎さんとは呼ばない、もっとボーイッシュにでもかわいい!ってのがあっちゃんの魅力、ぐすん(一番好きなキャラなので…ショックもひとしお…)
阿部たんの榎さんは予想通りと云えばそれまでなんですが… あのね、榎さんはもっとハイテンションだと思うんだよね、うぅ(涙)大体あれじゃあ普通に会話してんじゃん、違う…!もっとヘンテコリンキャラ…!のはず…!
とまぁツッコミ始めたら限がないんですが…なんかなー 配役はいい方(あっちゃんと木場シュウ以外)なのに、え、演技指導もっとして欲しいなぁ…キャラが掴みきれてないのか監督の意思なのか…うーん。

それにしてもユキエさんがシノハラだとわかった時はホント、なんで関くんなんかと結婚したの…!ねぇ…!とききたくなった(大爆笑!)あといしださんの演技が鳥肌もんだった、マジすっげ…!えぇ…!気のふれた役で凄いと思ったのは、オオタケシノブさん(特に黒い家!あれは衝撃やった…!)、催眠のカンノミホさんについで3人目です、うわー。


そして問題の死体シーン。
予想通り…照明を落として部屋を暗く録り、写さない様になっておりました。そらそうなんだがなぁ。まぁあのお部屋で全身カットは少な目だった訳だし、それはそれでいいのかなぁとも思ったり。


京極センセらしいよなぁと思ったのは勿論キタロウな訳で(笑)あとやっぱ御本人が出演されてたし…!な…!(余談ですが、七人岬の時のセンセがアタイ的にものっそいかっこよかったとです)


そんでヲ的には…榎敦派なアタイはそんなシーンが結構あったんで萌えMOEですた(アンタ…)あと兄敦っつーか敦兄?もいける口なのでなかなかよかったです、ダメ人間の見方だけすれば楽しめるんじゃないのもう。

とりあえず第2弾が出ようもんなら本気で怒ります(大爆笑)そんな感じが拭えないのですた…(アタイの映画の見方はおかしいので偏ってますけどねぇ)
監督・脚本:園子温/石橋凌、永瀬正敏 他出演/2002年製作(99分)



巷で散々云われている通り、これはただグロイシーンが撮りたいがために作られた映画で間違いないと思う。失礼ながら脚本の駄目さが目立つと云うか…全てが監督のせいで台無しになっていると云う意見に大賛成。コメント見ても思ったけど、何をそんなに自分は凄いものを作り上げたと思わせたいんだろ。


肝心の内容。歌が流れた時点でもうコレに何かありそうだよなぁ~とは思ったりしたけど、とりあえず前半の方とか自殺シーンはまぁテンポもあっていいとは思う。そりゃ撮りたいシーンだから当たり前なんでしょうが、母親が手を刻み続けるのとか自分が楽しむためだけなんだろうなぁと思った。その割に刑事の家族がどうやって自殺したのかは描かれてないのが矛盾、どうせならぱーっとやってくれた方が刑事の衝撃も凄かったと思うのになぁ…。それにしてもROLLYが出てきてからのぐだぐだ感が最悪、台無し。コウモリの必要性も無いし(あのサイトを教えるためだけなら自力で見つけても良かったんじゃ…)結局作品中の謎(として監督が定義しているかは別にして、不明な点)や理由付けの出来ないことは「何も考えてねぇよ、コレはこうって割り切れ!」って感じで押し付けられるのが辛抱たまらん。その割にうだうだ云ってこの作品は深いんだと云わせたがってるその神経が嫌。

他の人とも自分とも関係を保てない人、他人の事を思いやれなず自分のことだけしか考えていられない人、居場所を見つけられない人に、もっと世界や周りをみて自分を見つけろと云っているのかなぁとも思ったけど(例えば母親が手を切り刻み続けてるのに子供に云われてもそこまで変に思わない父親とか、子供の刺青とか興味?に気付いてなかった刑事とかがいい例かと…)でもそれにしてはどっちかと云うと全部放棄して死ねよって云われてる感が拭えないのが微妙と云うか…。R15になってるけど、多分これみたら遊び感覚で自殺したり真似事したりする人が増えるだけなんじゃないかと思うし、本気で悩んでる人が観た場合どっちに転ぶかわかんないよなぁとも思う。


映像は…ホラーの割りに闇とか、そこから出る雰囲気とかの作りが下手すぎるけど、まぁ爽快にやりたいことやった!ってのが出てるのはいいんじゃないかと思う。血の飛び散り方とかは正直ここまでならんだろうってとこもあったし、何より血の色合いが微妙だったけど、それは許容範囲かな。


まぁ話題性と云うか、友人同士できゃーきゃーネタに観る分には丁度いいのではないでしょうか。
監督:清水崇/原案・脚本:小中千昭/塚本晋也、宮下ともみ出演
映画番長--ホラー番長--2004年製作(92分)



清水監督だけあって映像は彼らしいつくりでした。
Fの動きも某カヤコっぽかった。
でも正直最初の方はただただ嫌悪感の嵐。
主人公のモノローグ調で進んでいくのも微妙だし、何より主人公そのものの存在(画面とにらめっこでずっと同じ映像みてるとことか正直どうなのかと)、映画全体から出る雰囲気とか、恐らく製作側は意図してやっているとは思うんですが、本当に何もかもが不快で堪らない感じです。何かに没頭する、とりつかれた状態を表しているのは判るんですが、何か異質と云うか違和感と云うか…いや、それも効果なんでしょうが。
流石に本編が進むにつれて慣れてくるんですが、それでもモノローグの淡々とした雰囲気は恐怖を煽ると云うよりはむしろ冷めさせる一方で、怖くも何とも無い。むしろ飽きる。

それにFの存在の辻褄が合わない。
最初からそういう存在がいたと云うのなら納得するんですが、実子を飼育したって云うのならそれはどう考えてもおかしいし。元妻が「いなくなったの」と云ってた時間から考えても、それまで普通に生活してたんじゃないのか…なんで血しか受け付けないのかがわかんない。
そしてデロ。あれは何、笑い要素?逆に馬鹿らしくて笑えねぇ…。
恐怖を具体化するのはいいけど、あれはないでしょ。
ラストは結局自分も恐怖出来てよかったね、めでたしめでたし。みたいな、自己完結だしなぁ…。


正直怖がらせようと云う気持ちが欠落して、自分が作りたいものだけ作った、観客の事なんかしらねーよって映画だと思いました。清水監督は結構そう云う所があるけど、ここまであからさまなのは初めてな気も…富江リヴァース、呪怨2に続くクソっぷり。
賞受賞してますけど、それに匹敵するかというと、そうではないと私は思う(大体ファンタスティック賞ってなんだ…)
池田敏春監督、豊川悦司、麻生久美子、阿部寛出演(2004年製作)


オチは途中から丸判りなんですが、色々疑問点が多くてソレが解決されるのかなーと思ってみてても最後は結局オイオイ待てよそんな終わり方…!と内容的には微妙です(爆)

でも雰囲気が好き、邦画ならではと云った感じ。
映像の撮り方と人物の立ち回り。
特に豊悦と麻生さんの会話のテンポ、内容、雰囲気は引き込まれます。
豊悦の声のと麻生さんの声の高さの違いもまた良く、二人の演技にカンパイです。
また、猟奇殺人でありながらそのシーンをぼかしているので、苦手な方も結構すんなり観れるのではないかと。

内容と云うより雰囲気を楽しみたい方にはオススメ。
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