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いろんな感想を書きなぐる場です。 タイトル通りかなり独断と偏見なので、ご注意。 不快な思いをされましても、責任を負いかねますので事前にご了承下さい。
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監督:月野木隆/原作・脚本:野沢尚/内山里奈、水川あさみ出演/2005年製作


本当はサスペンス?に区分すべきなのかもしれませんが、どちらかと云えば二人の心情の動きがメインの映画だと思うので、あえてこのカテゴリーに入れさせて頂きました。


面白いと云う訳では決して無いです。無いんですが…なんて云うのかな、良い(?)意味でスンゴイ心にひっかかった映画でした。
実際被害者遺族、そして加害者側でお互いああいう違った(でも何処か同じ様な)心の葛藤とかって絶対あると思うし、勿論それは和解とか云う形で良い方向に、そして復讐と云う悪い(と一概に云えないけど)方向にでもどちらにも発展するし、そのきっかけは何処にでもあるんだなぁとも思う。どちらの立場、そして周りの色んな角度から観て切なくなりました。

判ってはいるけど理解と納得は違うって云う心の表現が凄く上手い気がする。奏子の、憎しみの中にも親しみがあって、でも復讐はしたいけどさせたくはない、それの板ばさみで悶々しちゃったり未歩の幸福な面と不幸な面をみて両方の感情が入り混じったりする姿とか。未歩の相手が殺されて当然だったと云う思いの中にも、心の何処か罪の意識みたいなものがあって、罰せられたいって云う願いで表す自己満足的罪滅ぼし?とか、二人の気持ちが何処かで交差して絡まっている様子(殺しちゃえばいいって口にするシーンのお互いの気持ちのぶつかり合い)とか、全部が痛かったです。

流れ的に判ってはいたんですが、最後はやっぱりただのお別れよりもまた再会して今度は本名で友人として携帯番号交換して欲しかったな…。でもお互いもう会わないって理解しつつ最後に「友人」と云う形できっぱり後を引かずにちゃんと別れられたってのもいいのかもしれないけど。最後のキスシーンは同性愛とかじゃなくてホントに愛しいモノと云うか、片割れと云うか…そんな相手との理解と別れのさみしさがスンゴイ出てた気がします、アレがあったから携帯メモリ削除はぐっときたなって思う。


一度だけで充分だけど、でも観ておいて良かったと普通に思った映画でした。
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