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いろんな感想を書きなぐる場です。 タイトル通りかなり独断と偏見なので、ご注意。 不快な思いをされましても、責任を負いかねますので事前にご了承下さい。
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清水崇監督/スティーブン・サスコ脚本/サラ・ミシェル・ゲラー 他出演/2005年製作


(当時の日記より抜粋)

全体に渡って感じる違和感は、日本の純下町にあんだけの人数の外国人がいること以上に、日本の風景をハリウッド調の画で撮影してるからなんだろうなーって思った。っつーかあれよ。あの年代の刑事が普通に何の迷いも無く英語話出すとかありえねーから!リアリティにかけてるよね。

今回はあくまでも日本国外での売り込みが目的な訳だから、まぁかなり率直と云うか日本人から観たら興ざめ(不必要)な効果が使われててリメイクと云う意味では面白かったと思うとです(話の流れが変わってない分日本版と比べやすかったし)ポルターガイスト系とかバスの窓の顔とか必要無いなー(むしろ恐怖半減だなー)とかホント思うんですが、やっぱ西洋の恐怖ってそっちが主流だからしょうがないのかなーとか。そゆ意味ではVIDEO版1で一番いらねーなーと思ってたあご無し女性をここで持ってくるのも納得はしたんですが(だって血まみれだから)、でも、えっと、いら(略)
でも妹がベットでカヤコに連れ去られるシーンははっきり云って日本版より良いと思う。日本版は無駄に伸ばしすぎて逆に怖くないけど、こっちはイキナリで大変よろしかったと思うとです。目が覚めたら部屋中に黒猫とかいらないシーンも削ってあるし、あとVIDEO版の話とかも混ぜ込んでる分日本版より判りやすいし(日本劇場版1なんてVIDEO版見てないとカヤコの存在意味とかわかんないんじゃないのかなぁ)


ってかカヤコノートがリニューアルされてたことに笑った。わ、わざわざ作ったンか…!まぁ(今回は対象が小林君じゃないからやっぱ変更せざるを得なかったんだろうなーとは思うんですが)でも字とか絵とかオリジナルに比べてマシになってたのがつまらなくて残念だったなぁ…ダメだよアレ…!カヤコの絵心の無さが浮き彫りにならないじゃないの、キィ…!
そしてやっぱイラストレーターはパパンだったみたいだね。VIDEO版でちらっとその文字が出た時に、え、どっちが!まさかカヤコがあの絵心でイラレになったりしてねーよな!って大笑いしてたとです(でもあのパパンがイラレってのも嫌だなぁ…)(笑)

あとどうも納得いかないのが、カヤコが何で階段を這いずって下りてくるのかとか俊夫君が結局殺されてどうなったのかとかカヤコの顔の写真を切り抜いて何に使ってたのかとか殺されるシーンとか、そゆ肝心なとこをわざわざ海外版で明らかにしたのは何でなのかなぁ。あれは日本版でやって欲しかった(2とか訳わかんない流れにしないでそっちで少し秘密明かせばよかったんじゃ…!)日本はそゆとこぼかすことで恐怖を煽るけど、西洋ははっきりさせることで一層恐怖心が増す…って感じだからそうしたんだろうなー、でもなー、うむー。あと日本版でも思ったんだけど、時間の交差ってやっぱ恐怖半減するよねぇ…勿体無いなぁ…!
あとピーターがわざわざあの家を訪ねた理由がわかんない。普通知らない人から何通も手紙来たら気持ち悪くて近づきたくないってのが本音だと思うんだけどなぁ…(その点小林君は担任だからうまく持ってたよなーとは思うんですけどね)


まぁラストはそれなりに〆てたと思うので、少なくともハリウッド版リングよりは良い出来だとは思う。
あと韓国人の反応が面白くてずっと笑ってた(あの人たちのホラー映画ん時の反応ってマジどうなのかな!)


ってか警備員役って柳ユーレイだよね…(顔よくわかんなかったから自信あんまり無いけど)この監督にはやっぱ柳ユーレイの出番があるんだなぁって思ってちょっと笑った。
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実相寺昭雄監督/京極夏彦原作/堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之、原田知世出演/2004年製作


(当時の日記から抜粋)

あのね、あゆ技法でやりたいのなら最初からお芝居でやればいいことであって映画におこす必要ってのは無いと思うとです。とたんにしょぼくなる、よ、待って待って!お芝居ならまだみれると思うもの。
どうしても映画でやりたいならいっそ堤監督にして笑いを取りにいくべきだよ。

やっぱ深い小説は映画とかにすべきじゃないよね。特に難しい京極堂シリイズで少しでも「万人受け」を考えたり取り入れたらアウトだよなぁと実感しました。イエモンが結構原作に忠実系だったのでそっち系だったらいいのになぁ~とか淡い期待を抱いたアタイがアホやってん。知ってる…!よ…!イエモンはまだ題材的にも万人受けする小説だったから先に映画化されたんだよね!


それにしてもセットのしょぼさはなんだ。昭和らしさを出したかったんだろうけど、それにしてもあれはなぁ(笑)最期の炎上シーンとかどうしようかと思ったよ。


とりあえず人物には疑問を持たずにはいられない訳で、母さん。
関くんはまだいいとして、堤さんの京極堂は悪くはない(むしろ表情とかはいい)んですがもっとドスがきいた…と云うか重い口調で話して欲しかったなぁ、しょぼん(大体あっちゃんにあんなにどぎまぎしないから京極堂は)ってかあっちゃん自体がまずダメ、あっちゃんは親しき仲にも礼儀ありなのであんな口調を榎さんとか関くんとかに使わない、むしろ榎さんとは呼ばない、もっとボーイッシュにでもかわいい!ってのがあっちゃんの魅力、ぐすん(一番好きなキャラなので…ショックもひとしお…)
阿部たんの榎さんは予想通りと云えばそれまでなんですが… あのね、榎さんはもっとハイテンションだと思うんだよね、うぅ(涙)大体あれじゃあ普通に会話してんじゃん、違う…!もっとヘンテコリンキャラ…!のはず…!
とまぁツッコミ始めたら限がないんですが…なんかなー 配役はいい方(あっちゃんと木場シュウ以外)なのに、え、演技指導もっとして欲しいなぁ…キャラが掴みきれてないのか監督の意思なのか…うーん。

それにしてもユキエさんがシノハラだとわかった時はホント、なんで関くんなんかと結婚したの…!ねぇ…!とききたくなった(大爆笑!)あといしださんの演技が鳥肌もんだった、マジすっげ…!えぇ…!気のふれた役で凄いと思ったのは、オオタケシノブさん(特に黒い家!あれは衝撃やった…!)、催眠のカンノミホさんについで3人目です、うわー。


そして問題の死体シーン。
予想通り…照明を落として部屋を暗く録り、写さない様になっておりました。そらそうなんだがなぁ。まぁあのお部屋で全身カットは少な目だった訳だし、それはそれでいいのかなぁとも思ったり。


京極センセらしいよなぁと思ったのは勿論キタロウな訳で(笑)あとやっぱ御本人が出演されてたし…!な…!(余談ですが、七人岬の時のセンセがアタイ的にものっそいかっこよかったとです)


そんでヲ的には…榎敦派なアタイはそんなシーンが結構あったんで萌えMOEですた(アンタ…)あと兄敦っつーか敦兄?もいける口なのでなかなかよかったです、ダメ人間の見方だけすれば楽しめるんじゃないのもう。

とりあえず第2弾が出ようもんなら本気で怒ります(大爆笑)そんな感じが拭えないのですた…(アタイの映画の見方はおかしいので偏ってますけどねぇ)
監督・脚本:園子温/石橋凌、永瀬正敏 他出演/2002年製作(99分)



巷で散々云われている通り、これはただグロイシーンが撮りたいがために作られた映画で間違いないと思う。失礼ながら脚本の駄目さが目立つと云うか…全てが監督のせいで台無しになっていると云う意見に大賛成。コメント見ても思ったけど、何をそんなに自分は凄いものを作り上げたと思わせたいんだろ。


肝心の内容。歌が流れた時点でもうコレに何かありそうだよなぁ~とは思ったりしたけど、とりあえず前半の方とか自殺シーンはまぁテンポもあっていいとは思う。そりゃ撮りたいシーンだから当たり前なんでしょうが、母親が手を刻み続けるのとか自分が楽しむためだけなんだろうなぁと思った。その割に刑事の家族がどうやって自殺したのかは描かれてないのが矛盾、どうせならぱーっとやってくれた方が刑事の衝撃も凄かったと思うのになぁ…。それにしてもROLLYが出てきてからのぐだぐだ感が最悪、台無し。コウモリの必要性も無いし(あのサイトを教えるためだけなら自力で見つけても良かったんじゃ…)結局作品中の謎(として監督が定義しているかは別にして、不明な点)や理由付けの出来ないことは「何も考えてねぇよ、コレはこうって割り切れ!」って感じで押し付けられるのが辛抱たまらん。その割にうだうだ云ってこの作品は深いんだと云わせたがってるその神経が嫌。

他の人とも自分とも関係を保てない人、他人の事を思いやれなず自分のことだけしか考えていられない人、居場所を見つけられない人に、もっと世界や周りをみて自分を見つけろと云っているのかなぁとも思ったけど(例えば母親が手を切り刻み続けてるのに子供に云われてもそこまで変に思わない父親とか、子供の刺青とか興味?に気付いてなかった刑事とかがいい例かと…)でもそれにしてはどっちかと云うと全部放棄して死ねよって云われてる感が拭えないのが微妙と云うか…。R15になってるけど、多分これみたら遊び感覚で自殺したり真似事したりする人が増えるだけなんじゃないかと思うし、本気で悩んでる人が観た場合どっちに転ぶかわかんないよなぁとも思う。


映像は…ホラーの割りに闇とか、そこから出る雰囲気とかの作りが下手すぎるけど、まぁ爽快にやりたいことやった!ってのが出てるのはいいんじゃないかと思う。血の飛び散り方とかは正直ここまでならんだろうってとこもあったし、何より血の色合いが微妙だったけど、それは許容範囲かな。


まぁ話題性と云うか、友人同士できゃーきゃーネタに観る分には丁度いいのではないでしょうか。
監督:清水崇/原案・脚本:小中千昭/塚本晋也、宮下ともみ出演
映画番長--ホラー番長--2004年製作(92分)



清水監督だけあって映像は彼らしいつくりでした。
Fの動きも某カヤコっぽかった。
でも正直最初の方はただただ嫌悪感の嵐。
主人公のモノローグ調で進んでいくのも微妙だし、何より主人公そのものの存在(画面とにらめっこでずっと同じ映像みてるとことか正直どうなのかと)、映画全体から出る雰囲気とか、恐らく製作側は意図してやっているとは思うんですが、本当に何もかもが不快で堪らない感じです。何かに没頭する、とりつかれた状態を表しているのは判るんですが、何か異質と云うか違和感と云うか…いや、それも効果なんでしょうが。
流石に本編が進むにつれて慣れてくるんですが、それでもモノローグの淡々とした雰囲気は恐怖を煽ると云うよりはむしろ冷めさせる一方で、怖くも何とも無い。むしろ飽きる。

それにFの存在の辻褄が合わない。
最初からそういう存在がいたと云うのなら納得するんですが、実子を飼育したって云うのならそれはどう考えてもおかしいし。元妻が「いなくなったの」と云ってた時間から考えても、それまで普通に生活してたんじゃないのか…なんで血しか受け付けないのかがわかんない。
そしてデロ。あれは何、笑い要素?逆に馬鹿らしくて笑えねぇ…。
恐怖を具体化するのはいいけど、あれはないでしょ。
ラストは結局自分も恐怖出来てよかったね、めでたしめでたし。みたいな、自己完結だしなぁ…。


正直怖がらせようと云う気持ちが欠落して、自分が作りたいものだけ作った、観客の事なんかしらねーよって映画だと思いました。清水監督は結構そう云う所があるけど、ここまであからさまなのは初めてな気も…富江リヴァース、呪怨2に続くクソっぷり。
賞受賞してますけど、それに匹敵するかというと、そうではないと私は思う(大体ファンタスティック賞ってなんだ…)
監督:月野木隆/原作・脚本:野沢尚/内山里奈、水川あさみ出演/2005年製作


本当はサスペンス?に区分すべきなのかもしれませんが、どちらかと云えば二人の心情の動きがメインの映画だと思うので、あえてこのカテゴリーに入れさせて頂きました。


面白いと云う訳では決して無いです。無いんですが…なんて云うのかな、良い(?)意味でスンゴイ心にひっかかった映画でした。
実際被害者遺族、そして加害者側でお互いああいう違った(でも何処か同じ様な)心の葛藤とかって絶対あると思うし、勿論それは和解とか云う形で良い方向に、そして復讐と云う悪い(と一概に云えないけど)方向にでもどちらにも発展するし、そのきっかけは何処にでもあるんだなぁとも思う。どちらの立場、そして周りの色んな角度から観て切なくなりました。

判ってはいるけど理解と納得は違うって云う心の表現が凄く上手い気がする。奏子の、憎しみの中にも親しみがあって、でも復讐はしたいけどさせたくはない、それの板ばさみで悶々しちゃったり未歩の幸福な面と不幸な面をみて両方の感情が入り混じったりする姿とか。未歩の相手が殺されて当然だったと云う思いの中にも、心の何処か罪の意識みたいなものがあって、罰せられたいって云う願いで表す自己満足的罪滅ぼし?とか、二人の気持ちが何処かで交差して絡まっている様子(殺しちゃえばいいって口にするシーンのお互いの気持ちのぶつかり合い)とか、全部が痛かったです。

流れ的に判ってはいたんですが、最後はやっぱりただのお別れよりもまた再会して今度は本名で友人として携帯番号交換して欲しかったな…。でもお互いもう会わないって理解しつつ最後に「友人」と云う形できっぱり後を引かずにちゃんと別れられたってのもいいのかもしれないけど。最後のキスシーンは同性愛とかじゃなくてホントに愛しいモノと云うか、片割れと云うか…そんな相手との理解と別れのさみしさがスンゴイ出てた気がします、アレがあったから携帯メモリ削除はぐっときたなって思う。


一度だけで充分だけど、でも観ておいて良かったと普通に思った映画でした。
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